正位置と逆位置
タロットカードの図柄には「正位置」と「逆位置」があります。
これはカードの図柄が正しい位置で出ているのか、逆さまに出ているのかを表していて、その位置によってカードの意味が変わってきます。
これはタロットカードの特徴なのですが、向きが逆だからといって、その意味までもが反対になっているということではなく、基本的には「正位置」を基準として「逆位置」の場合は「正位置」に比べて度合いが大きいのか、小さいのかであると考えます。
つまり、「逆位置」だからといってそれがすべて悪いというわけではなく、「正位置」の意味合いが弱まるという考え方のほうが正しく、以下のような捉え方をすることができます。
- 正位置の意味を別の角度から見る
- 正位置の意味を実現するのに時間がかかる
- 正位置の意味ほど勢いがない
- 正位置の意味が逆転
- 正位置の意味が誤った方向に向いている
- 正位置の意味が過剰となっている
つまり「逆位置」の場合は、「正位置」を読み解くよりも少し複雑で、一歩進んだ解釈が必要になり、そのためにも「正位置」の基本的な意味を理解していなければなりません。
つまりタロットカードにおける「逆位置」の解釈は上級者向けの解釈となり、最初のうちは無理することなく深くとらえず、慣れていくごとに少しずつ「逆位置」の解釈を深めていくのがいいでしょう。
とにもかくにも、タロットカードを初めて1番最初につまづく難関ともいうべき「逆位置」ですから、まずは基本の「正位置」をしっかりとマスターすることを心がけましょう。