マルセイユ版タロット占い入門書決定版！

タロット入門書ロングセラー著者の藤森緑氏が、大アルカナはもちろん、難しいと言われる小アルカナの読み解き方法まで、この1冊でマルセイユタロットが占えるよう丁寧に解説。

マルセイユタロットは、ライダー版（ウエイト版）タロットに次ぐ人気があり、その歴史はライダー版よりもはるかに古いもの。

ライダー版の入門書や教科書は多数出ているのに比べ、マルセイユ版の解説書はほとんど見かけることはなく、その理由の一つに、バイブルとされるような原典がなく、著者によってのオリジナルのカード解釈ができてしまうこと、そのためにわかりやすい入門書が書きづらいことが挙げられます。

複雑な知識が必要なうえ、「学びたい」「使いたい」と考えている人にとって、小アルカナが絵柄ではなくマークのみであることもハードルを高くしている原因ともいえ、本書はタロットカード全般の研究で知られ、著作にも実績のある著者だからこそ著すことができた、初心者向けとして好適な１冊となっています。

編集方針もマルセイユ版タロットカードと本書があれば、すぐにでも占えることに主眼を置き、徹底したわかりやすさを目指されています。

「マルセイユタロットは2番目に人気がありながらも、現在、気軽に占いに入れるような解説書は大変少ない状況です。そこで “マルセイユタロットは、数札の読み方が難しい”というイメージを少しでも払拭したい」との思いから、この本を執筆されているようです。

大アルカナとコートカードには具体的な絵柄があるため、それほど読み取り方は難しくなく、シンプルな絵柄の数札も、これらのカードように絵柄から意味をイメージすることができればと、そんな思いで、1枚1枚の数札と丁寧に向き合われたようです。

本来、マルセイユタロットには、占い上の意味はなく、本書に記載した意味は、あくまでも占いに一歩踏み出すためのものとなっており、実占を重ねるごとに、自分自身でも新たな意味を見出していくでしょう。タロット占いは、そうやって自分自身でつくり上げていくものなのです。

マルセイユタロットの絵柄は、大変シンプルな故に、深く多角的に読み取っていくためには、豊かな人生経験とさまざまな視点が必要です。

あなたがこれから豊かな人生を歩み、それと共に豊かなタロット占いができるようになることを、願ってやみません。